海外で生活する

□海外で学ぶ

〇留学を実現するまで

準備に必要な期間は、留学先の国・地域や教育機関や留学形態によって異なりますが、高校・大学など教育機関が運営するプログラムを利用する場合には約1年半前から準備を始める。入学の1年くらい前に出願を締め切る大学や奨学金もあり早めの準備が大切。語学留学の場合でも約半年前から準備を始める。人気の学校や渡航する時期によっては語学学校の空きがすぐに埋まってしまう、あるいはビザの申請などに時間がかかってしまう恐れもある。


[Step1]目的・目標を明確化する

1.なぜ留学したいのかをよく考える。
2.留学で自分がやりたい事を考える。
留学に行きたいと思った背景、目的、やりたいことなどを書き出しリスト化して留学計画を作成。何をしたいかを具体的にする。
留学計画を残しておけば留学中に確認でき、どんな行動をとるべきかわかる。 


[Step2]目的・目標に合った留学方法を選ぶ

海外留学といっても、その種類は様々。目的・目標が決まったら、実現するには、どんなスタイルを取るべきか考える。

a.短期留学
  短期で留学を経験してみたい
b.語学留学
  日常英語をスムーズに話せるようになりたい
c.高校留学   日本とは違う環境で勉強したい
d.大学留学   高度な英語力と専門的な分野を学びたい
e.大学院留学   さらに高度な英語力と専門的な分野を学びたい
f.ワーキングホリデー
  働きながら実践的な英語を学びたい
etc


[Step3]情報を収集する

ある程度、目的・目標が決まってきたら、情報収集を開始。

(情報収集の際のポイント)
・留学したい国を調べる / 国の特徴(気候、治安等)のほか、教育制度や物価なども知っておく。
・予算を考える / 授業料や滞在費、生活にかかる費用など留学先によってだいぶ違いがある。
・出発時期や留学期間を考える / 目標達成までに必要な期間や準備に必要な期間など。
・留学条件にあった学校を探し出す / 国や目的が決まったら、どんな学校があるか検索。
・希望する留学はどの程度の語学力が必要か? / 留学生活を円滑に過ごすためには必要最低限の語学力は必要

(情報収集の手段)
・留学の情報誌
・留学情報機関や留学エージェント、留学体験者のウェブサイト
・留学関連のイベントやセミナー
・留学カウンセリングを受ける
※留学エージェントは資料を請求するだけなら費用はかからない。

留学の目的・目標、予算、留学希望の国等から留学校を選ぶ。

(留学先を選ぶポイント)
・なにを学びたいのか?
・どの程度の費用が払えるのか?
・留学先の環境
 気候は? 治安は?
希望校のパンフレット等を取り寄せ、入学資格、学費、入学時期を確認する。

[外部リンク-留学情報機関]
外務省 海外留学案内 WEBサイト
豊かな語学力、異文化体験を身につけ、国際社会で活躍できるグローバル人材の育成が急務との認識から、日本人の海外留学を支援する外務省の取り組み。
海外留学支援サイト
公的機関である日本学生支援機構(JASSO)が運営する海外留学を考える方への情報サイト。あらゆる国への海外留学に関する情報をウェブサイトで提供。
文部科学省 トビタテ!留学JAPAN WEBサイト
意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、文部科学省が2013年10月より開始した留学促進キャンペーン。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、民間企業や個人の皆様からのご支援やご寄附などにより、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成する。


[外部リンク-留学エージェント]
成功する留学 WEBサイト
35年の実績を誇る老舗の大手留学エージェント。語学留学やワーキングホリデーなど、累計25万人の利用者実績を誇る留学エージェント「成功する留学」として海外留学の最新情報を発信し、経験豊富な専属カウンセラーが留学相談・手続きを行ってる。もともと「地球の歩き方」ブランドで留学サポートを行ってきた実績もあり、提携している学校は世界17カ国に740校。
留学ジャーナル WEBサイト
世界11ヵ国、約6,000校の情報があり、語学留学の他に専門留学、大学・大学院、MBA留学までサポートしている。45年以上の歴史があり、「Study Travel Magagine(イギリス)」主催の「アジア最優秀留学エージェント(ST Star Agency Asia)」に何度も選ばれている。留学前後の語学研修や、留学後の就職サポートといったトータルサポートにも対応している。
ベネッセ海外留学センター WEBサイト
進研ゼミなどでおなじみの株式会社ベネッセグコーポレーションループが運営する留学エージェント。名門大学など現地の信頼できるパートナーと提携して留学プログラムを開発。英語力の養成だけでなく、異文化を理解する力、多様性を受け入れる力も高めることを目指した留学プログラムになっている。現地サポートオフィスはないが、24時間日本語で相談できる窓口が設けられている。
スマ留 WEBサイト
圧倒的な安さとサポート力が人気の留学エージェント。余計なマージンをカットして授業の質を追求。生徒数が少ない時間帯の授業を有効活用することで、質を落とさずに授業料を安くすることに成功している。サロンだけでなく、オンラインによる無料カウンセリングにも対応。現地オフィスも世界11か国24都市に構え、サポート体制は万全。1~2年先の相談も可能。
留学タイムズ WEBサイト
世界45カ国5,000校以上の語学学校と提携している。また、大手旅行会社H.I.S.とも提携している。選択肢が多いだけでなく、留学費用の「最低価格保証」をしているため、低価格で信頼感のあるサポートを受けることが可能。すべての費用が正規料金(手数料等の上乗せなしに提示)であり、学費にかかわる手数料の上乗せがないため、安心。現地サポートデスクも、主要4か国に設置されている。


[Step4]入学条件のクリア

必要語学力の確認
大学に入学する場合、入学条件となる英語力を証明しなければいけません。日本で英語力を証明する時はTOEICが一般的ですが、欧米では別の英語試験で証明する必要がある。たとえばアメリカではTOEFL、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドであればIELTSが一般的。
試験の種類やスコアは入学する大学によって異なるので、事前に確認。


[Step5]留学の手続き

a.必要書類の準備・出願
学校によって記入項目、記入形式が異なるので、注意事項をよく読んで記入。オンライン出願を受け付けているところもある。

b.出願料(申請料)の送金
通常、願書提出と同じタイミングで支払うのが一般的だが銀行から学校の指定口座へ電信送金する場合もある。オンライン出願の場合はクレジットカード決済ができる場合が多い。願書申請料の入金が現地で確認されないと、入学許可手続きが進まないことがあるので注意。金額や送金方法は学校の指示に従う。

c.預金残高証明書の提出
留学のために十分なお金(財力)があることを証明する書類。出願者と費用負担者が異なる場合は、負担者の預金残高証明書を提出する。

d.成績証明書・卒業証明書の提出
大学や高校などの最終学歴の成績証明書と卒業証明書を用意。学校の事務局で英文の証明書を発行してもらう。学校によっては発行までに時間がかかることもあるため、早めに依頼。

e.健康診断書の提出
病院で英文の健康診断書を発行してもらう。学校によっては指定用紙を用意している場合がある。

f.語学力テストスコアの提出
学校によって様々であるが、正式な語学力テストのスコア提示を求められることが多い。TOEFLのスコア提示が一般的。また、大学院ではGMAT、GRE、LSATなどの進学適正テストのスコアを求められる場合もある。

g.志望動機を含むエッセイの提出
志望動機や、留学を通して何を学びたいかなどの自己アピールをまとめたレター。語学学校の場合は必要書類に含まれていないことが多い。

h.推薦状の提出
卒業校の先生や、勤務先の上司などからの推薦状。英文で用意する。出願者の人柄や学問に対する姿勢、過去の経歴などを証明するものとして非常に有効的なものであり、学校側も重視する傾向がある。


[Step6]入学に備える

出願後、入学申請書類に問題がなければ、学校が発行した入学許可証が手元に送られてくる。出願先の学校により発行までにかかる期間は異なるが、一般的には語学学校の場合は約1ヵ月、2年制大学・4年制大学の場合は2~4ヵ月ぐらいが目安。入学までに必要な諸手続きの案内が同封されているので、よく読んで手続きを進める。

a.入学許可証をチェック
入学許可証はアメリカの場合、I-20などと呼ばれる。手元に届いたらまず記載されているすべての情報に間違いがないかを丁寧に調べる。入学許可書は学生ビザを取得するために必要な大切な書類であり、もし間違いがあったら、すぐに学校へ連絡して訂正または再発行をしてもらわなければならない。

b.授業料などの支払い
入学申請料・願書申請料の支払いと同様に、学校の指示に従って支払う。支払い期日が明記されている指示書が同封されていることが多いので、期日までに間違いなく支払いが済まされるように手配をしよう。支払いが期日を過ぎてしまった場合には、入学許可を取り消されることもあるので注意が必要。

c.滞在先の確保
入学許可がおりたら、留学中の滞在先を確保する。出願時に申し込んでいる場合は、滞在先についての案内が同封されていることが多い。ホームステイ滞在の場合は手配に数週間かかることが多く、大学寮滞在の場合は空き部屋が埋まってしまうことも考えられるので、できるだけ早く手配を済ませる。

d.その他の同封書類を確認
同封されている書類の中には、学校や滞在先までの交通案内や空港での出迎えサービス、到着後のオリエンテーションについて記載されている。すべてをよく読んで、不明な点があれば早いうちに学校へ確認。


[Step7]渡航の準備をする

学校関係の手続きが無事済んだら、いよいよ渡航に関する準備。

a.ビザの手配
ビザが必要な場合は、入学許可証が届いたら早めに申請。発行にかかる日数は留学先の国によって様々。申請条件や料金などが急に変更されることもあるので、必ず各国大使館のホームページで最新情報を確認。年末年始や夏休みなどの前には混み合うので、余裕をもって申請。各国の祭日は大使館も閉館となることがあるので注意が必要。

b.航空券の手配
出発の時期が海外旅行のシーズンと重なる時は運賃が上がるだけでなく、席が確保できないこともある。出発日が決まったら、できるだけ早めに航空券の手配をする。

c.海外留学生保険に加入
留学先での病気やケガはもちろん、盗難や、トラブルにまきこまれて賠償請求をされた時などでも保険でカバーされる。保険会社によっては日本語の話せるスタッフが病院の紹介や手配をしてくれるサービスなどもある。海外の医療費は高額なので、安心のためにも加入する。


参考文献
留学ジャーナルWEBサイト-留学のステップ
留学ジャーナル 留学準備チェックリスト

□海外で働く

〇海外で働く方法

海外で働きたいと思いながらも「日本語は通じないし文化も異なる」「食事が合わない場合もある」「日本の友達や家族ともなかなか会えなくなる」と不安もあり、いざ海外で働くと言ってもわからないことだらけで行動に移せない方も多いでしょう。そこで、海外で働くには、いくつかの方法があります。海外で働く方法や職種・職業を紹介します。


[Step1]目的・目標を明確化する

1.なぜ海外で働きたいのかをよく考える。
海外で働きたいと思った背景、目的、挑戦したい事などを書き出しリスト化して整理する。メモをを残しておけば困った時も確認でき、どんな行動をとるべきかわかる。

2.自分の持っている経験やスキル、人脈を考える。
自分が今まで得た人脈や習得したスキル、価値のある経験を見直す事で、選ぶべきルートが変わる。

3.ビザを知る。
海外で働くためには基本的に「労働ビザ」が必要。この「労働ビザ」の中身や呼び方も就労する国によって異なってくる。「ビザ」は一つの国内でも種類は複数あり、国が違えば「ビザ」の申請条件も異なってくる。自分が行きたい国はどのようなビザが必要か確認する。


[Step2]目的・目標に合った働き方を選ぶ

海外で働きたいと一言で言っても、その種類やスタイルは様々。目的・目標が決まったら、その目的・目的を実現するには、どんなスタイルを取るべきか考える。

a.ワーキングホリデーで働く
ワーキングホリデーとは、18歳〜30歳の若者が日本が協定を結んだ国で、異なった文化をもつ国で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をする事が認められている制度。ワーキングホリデーの期間は基本1年間(それより少ない分には調整可能)。ワーキングホリデーの期間に実際に海外で働くことを経験し、自分にあっているかどうかを確認するとともに、経験を活かして現地で就職するきっかけにする事ができる。

(日本が協定を結んでいる26カ国)
オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、ドイツ、フランス、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、香港、台湾、韓国、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アルゼンチン、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ

(一般的なワーキングホリデーの職種)
・レストラン・カフェ・バーの店員
・ショップ店員
・ホステル・ホテルのスタッフ
・現地ツアーガイド
・留学会社のオフィスワーク
・オーペア(家事手伝い)
etc.

[外部リンク]
日本ワーキング・ホリデー協会
日本オーペア情報センター

b.留学をして現地で働く
海外留学をして現地で仕事を探すのも有力な方法。専門性の高い大学・学校に留学して現地で就職をする。ただ、留学した国で仕事をするためには、改めて就労ビザを取得する必要があるが必ずしもビザの取得ができるとは限らない。留学費用がかかる事が大きなネック。

(一般的な専門分野)
・Web・ITエンジニア関連
・インテリアデザイン関連
・ファッションスタイリスト関連
・プロダクトデザイン関連
・スポーツ科学関連
・コーチング技術関連
etc.

c.海外の現地企業で働く
海外で働けるだけのスキルを持っているなら、北米や東南アジアなどは日本からでも求人を探せるため、海外勤務案件の仕事・求人に直接応募する。 しかし日本からだと現地の就職情報が少ないうえ、現地語が堪能でないと採用担当者とのやり取りなど難しい面があります。その場合は、海外求人を取り扱っている就職・転職エージェントサービスを利用するのも1つの手。

[外部リンク]
JAC Recruitment
ビズリーチ
エンワールド

d.グローバル企業に就職し海外赴任で働く
日本人が海外勤務をするためにはもっとも実現性が高く、安定した方法。日本企業や外資系企業の日本法人に雇用されて、海外拠点海外勤務の希望を出したり、会社命令で赴任する。転職先として海外勤務のポストを獲得する。給与や福利厚生などが高待遇であることが多い。

e.国連や国際NGO・地方自治体の駐在員として働く 国連職員や、ユネスコや赤十字社などの国際NGO(Non-Governmental Organization/非政府組織)・地方自治体の駐在員として働く。国際NGOは経済的利益を求めない、市民が自発的に参加・運営する団体。また、地方自治体は外国人観光客誘致や地場産品の海外販路開拓のため海外拠点を設置しており、現在283の海外拠点がある(2020年4月時点)。いずれも高い語学力や学歴、経験やスキルなどを保有する人材を求めており採用ハードルは高い。しかし、やりがいがあり国際的なステータスの高い仕事。

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